2012年3月27日火曜日

②内耳炎の治療について。 中耳炎から内耳炎に以降し、一週間後から一週間、毎日の...

②内耳炎の治療について。

中耳炎から内耳炎に以降し、一週間後から一週間、毎日のステロイド点滴と抗生剤、ビタミン剤難聴改善の薬を服用し続け、耳の聞こえや耳鳴り、
めまいなどはだいぶ改善しました。耳が詰まった感じが常にあり、唾を飲むと少し治まったり鼻を吸うと少し抜けた感じになるのは内耳の影響でしょうか?それともまだ中耳炎が治ってなくてそちらからの症状でしょうか?

それから、内耳炎になったほうの右耳には常に時計がなってるように脈動が聞こえます。こちらも中耳炎からの影響でしょうか?中耳炎が治れば改善できますか?

切開から2、3日は耳ダレがありましたがもう鼓膜は閉じてしまったそうで耳ダレなどはありません。

抗生剤の服用とビタミン剤、難聴改善薬で回復しますか?







まず鼓膜所見が重要です。鼓膜切開の穴が閉じてしまえば、また貯留液がたまり、いわゆる滲出性中耳炎のような状態になり、炎症がまだ残っていれば、それが拍動して、脈動のように聞こえることがあります。保存的な加療でなおる場合もありますが、時間がかかります。液がたまっている場合は、鼓膜換気チューブ挿入術を行い、しばらく換気を行うと、治りが早いです。

もし、鼓膜所見が正常なら、耳管の機能がわるくなっている可能性があり、その場合はつばを飲み込んだとき耳管が開くので、耳が通った感じになったり、鼻をススルと鼓膜が倒れるので、一時的に症状が改善した感じになります。これは耳管開放症といって、妊婦さんにもよく見られます。生理食塩水の点鼻や鼓膜に紙を貼る、耳管ピンなどの治療法がありますが、保存的加療でも治ることが多いです。ただし、鼻すすりが癖になると真珠腫性中耳炎に移行することもありますので、注意が必要です。

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