母が抗がん剤の副作用で食事が出来ず、入院して点滴による栄養補給を行っていましたが、3週間後にビタミン不足によるウェルニッケ脳症と診断されました。医療ミスが疑われます。
11月11日頃はうつ病の様に何事にも無気力になり、13日頃には記憶がおかしいと見舞う家族が気付き、看護師と主治医に相談して17日になって心療内科にてMRIと診察でウェルニッケ脳症と言われました。色々自分で調べたところ、すでにコルサコフ症候群の症状と同じことが起きています。コルサコフは治らないのでしょうか?
また、病院の治療も今(14日)になってビタミンの点滴が追加されていますが(脳のCT撮影も実施)、ブドウ糖の点滴だけではウェルニッケになる事も知っているはずだと思いますが・・・これは医療のミスなのでしょうか?
母は現在(17日)食事も歩行も出来ますが、物忘れ、記憶の混乱が多く、主治医には3週間のビタミン点滴投与と言われました。入院によるストレス、良くなることへのプレッシャーで混乱しているだけかと思っていましたが・・・。
この様なことは病院で起こる事でしょうか?病院は岐阜県の某市民病院です。
私は母の息子ですが、兄弟の間では看護師の患者への対応不足、主治医の医療ミスを疑っています。
普通、入院して記憶障害を持たせて退院させることなんてありえませんよね?何の為に入院したのか・・・。
皆様の御意見伺いたく存じます。よろしくお願いします。
医師です。
少量でも食べていればビタミン剤投与は行わないことが多いです。3週間全く食事をしていなかったのでしょうか?
「末梢からの(普通の)点滴にビタミンB1を入れていなかったことでウェルニッケ脳症を起こした」と認定された裁判例を知りません。
(高カロリー輸液の場合は、判例があります。)
ウェルニッケ脳症はビタミンB1の欠乏による脳症ですが、眼球運動障害、運動失調、意識障害を主症状とします。頭部CTでは診断できないはずですよ。
意識障害以外の症状や脚気症状はありましたか?ビタミンB1がかなり低下していたという証拠はあるのでしょうか?
また、アルコール多飲者に多く起こりますが、食事が食べられなくなる前に飲酒はしてなかったですか?
つまるところ、ウェルニッケ脳症の診断そのものが正しいか、ビタミン不足を起こす栄養状態が点滴を含めた治療によって引き起こされたのかが証明できないと、医療ミスとは見なせないと思います。
特に、高カロリー輸液を行っていたのか、普通の点滴だったのかで、重大な違いがありますので、よくご確認下さい。
次のサイトもご覧下さい。
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec12/ch154/ch154f.html
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